2007年04月30日
耐震偽造と住まいの保証

昨日、相談に来られたお客様。
数件の工務店さんに出会い 話を聞いてこられていました。
そんな中で「○○工法の家が気に入っているんですが10年保証がないといわれて・・・」
え~っ

詳しく聞くとー
民間の住宅保証会社さん(生命保険の会社のようなものです)が、○○工法は特殊な工法なので保証できないということだったみたいです。
いやいやー ちょっと違うんですけどー

新築は「10年間瑕疵担保責任」を建てた工務店が負わないといけないんで、住宅保証会社さんが保証できないと言っても、工務店は10年間保証をしなければならないんですが。。。
つまり「自社保証」ですね。
でも、工務店が倒産したり 賠償能力・資金力がないとお施主様は泣き寝入りをしなくてはなりませんでした。
姉歯さんの耐震偽装事件はまさにこの「泣き寝入り」が社会問題になったわけですね。
「業者に責任がある」と立証しても資金力が無いんでどうしょうもなくなったんです。
ですので「10年保証はありますが、上記の通り第三者の保険がつけられない」ということだと思います。
っと 説明しました。
んで、参考までに・・・・
国は「工務店に賠償能力が無い場合でも、お施主様が泣き寝入りしなくても良い」法律をつくり、今国会で成立させはります。
つまり「住宅保険加入の義務化」です。
工務店やハウスメーカーは 新築する場合 瑕疵保険に加入するか、供託金を積まなければなりません。
保険に加入できない・しない工務店は年間40棟くらい建てている会社だと7000万円ほどのお金を確保しておかないと契約できないそうです。
スゴイ金額だなぁ
でもねー
保証をすればいい・・・というもんでもないんと思うのですがねー
悪質な会社が出た場合はモラルハザードの問題もありますしー
たとえばね、数年前に倒産した栗東の住宅会社の場合。
ツブレる分っていたのに、倒産寸前に安い価格で契約を取り頭金だけイッパイもらって そのあと会社がなくなりました。
こんな会社があると、先ほどの供託金 7000万円÷40軒ということで一軒あたり175万円ですし、保険会社もこんな事例が多くなると当然保険金が高くなるでしょうしー
「保証の義務化」はいいことですが、最終的には「消費者責任」になるよなぁー
「最後は国や保証会社が面倒をみてくれるから」
そんな業界にならないようにしないとね。





