断熱材の勉強
昨夜は、会社で勉強会。
お付き合いさせていただいている、Pさんからウレタンフォームの吹き付け断熱材の提案です。
断熱材といえば、私たちは10年ほど前からセルロースファイバーを主にお勧めしておりました。
いいところはー
古新聞を再利用していること。
結露が起きにくいこと。
ほう酸を利用しての難燃・防虫。
気密が取れる などなど
私たちが施工する90%以上のお住まいに採用していただいています。
でも難点はグラスウールなどと比べると「高い」
一般には、なかなか普及しませんでした。
しかし3年ほど前から随分と普及して来ましたね。
「コスト重視」から「質の向上へ」に変わってきたんでしょう。
イイことです。
さて
このウレタンフォームも20年くらい前に日本に入ってきました
。
そのときは 「アイシネン」という商品。
今は「フォーライトSL」とか「アクアフォーム」とか色々出ております。
この「アイシネン」
セルロースと当時は「コスト的」には変わず、施工性や断熱性のイイ断熱材だと思ったのですが、一つ 「ん~」っと思っていたのが、解体時の分別方法。
吹き付けて、部材と接着させるので解体した時にどうするのか?
昨日もそのあたりを聞いても担当者は明確な答えは持っていませんでしたね。
解体の時まで考えて建てるのか?
そんなこと、100年以上先だから気にしなくてもいいっと考えるのか?
難しいところです。
そして 気になったが・・・・・・
「ウレタンフォーム断熱を施工すると、年間42840円光熱費がお得に!」という営業トーク。
太陽光発電もオール電化も、同じスタンスで 「こんだけ安くなる!」みたいな「売り方」です。
おカネに換算すると伝わり易いので、分るのですが突っ込んで話をすると、いつも最後は「まぁーご家庭それぞれですから~」っと。
おカネ以外のもっと別なコトで説明し納得させて欲しいなぁ。
プロ同士なんですからねー
でも、ビックリしたのが随分と「安く」なりました。
いまでは、セルロースファイバーよりも、ウンっと安い。
「価格競争になっています」っと担当者さん。
断熱材としてはイイものですので、またお施主さまと議論したいと思います。
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