長生きするデザイン

注文住宅専門の工務店 ベストハウスネクスト

2011年10月29日 11:08



秋晴れですなぁ




先日 建築デザインのことで お話を聞いていたら こんな話になりました・・・



A氏 「建築するとき、最低どのくらいの年月を考えて施工している?」


まめ 「最低でも60年。理由は木が育つ年月だから」


っと 答えたところ  

A氏 「それなら お施主さまの意向を聞き過ぎてはイケない。 聞き過ぎると【短命な家】になってしまう。」

   「これは歴史が証明している」 っと。。。。







Aさんは 戦後 約60年前 社長宅として建てた図面を見せてくれました。

今でいう 注文住宅です。


女中部屋に、大きな応接間・・・ 大きさは150㎡程ですが 台所は3畳くらいで暗い場所に。

もちろん 個室などありません。

お金持ちなので当時としては 立派な木を使ったりしていたのでしょう。

しかし

現在 この間取りで住むか?と言われると ・・・・ 無理かなっと思いました。


また リフォームできるか?というと 細かい間取りが多く また屋根の形も複雑で 出来ることは出来るけど お金が掛かりそうな印象です。


結局 30年ほどで解体されたそう。


生活も家族も変化している。


せっかく建てたけど、どうしょうもない間取りだったために、解体されてしまった。


同じように RCのマンションでもそうです。

日本で最初のマンションは 50年ほど経ったところで 間取りが今のスタイルと会わずに解体されました。

鉄骨コンクリート(RC)なんて 100年くらいは大丈夫なモノを 「間取り」が合わなくなって壊している。

その時に 50年先を見越し 変化する・・ことを考慮して構造設計など プランしておけば壊さずに延命できたはず。


もちろん 今は 変化に対応してプランは考えていますが、もっと もっと 考えておかないと ダメな場合も出てくるだろうと 改めて思った次第です。

近くでも スゴイ デザインの住宅が沢山 建ってきています。

あらためて 50年後は?っと問いかけて欲しいものです。





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