ウッドデッキを自分で作る
リフォームや新築時に
ウッドデッキを付ける方が増えていますね。
セルフビルドで設置される方も 増えてきて イイことなのですが ちょっと残念な工事があったり。
せっかくですから ちょっと 木のことを知っていただくと、耐久性も グーーーンと上がるので参考までに書いておきますね。
まずは使う木材の耐久性の基本です。
木材は 腐朽菌という菌によって朽ちてゆきます。
その「菌」が発生する 4つの条件
栄養 (セルロース・ヘミセルロース・リグニンなどなど)
温度(20度から35度くらい)・
水
空気
そのうち、栄養も温度も空気もコントロールは出来ませんので 「水」を いかにコントロールすのか?によって耐久性が違ってきます。
つぎに・・・
野外で 耐朽性(腐朽菌が発生しづらい樹種)の高い 木材は・・
南洋材の シャラ イペなど 野外でも 9年以上の耐朽性というデーターがあります。
ただ ちょっとコストが高いし 硬すぎて加工がしにくいです。
次に強いのが・・・
国産材だったら ヒノキ
外材だったら 米杉(レッドシダー) ベイヒバ ベイヒ など
南洋材だったら チーク マホガニー
野外で 7~8年ほどというデーターがあります。
その次は・・・
国産材だったら 杉 カラマツなど
外材は 米松など
野外では、5年ほどというデーターです。
あまり 耐朽性がないものとして・・・・
ホワイトウッド ブナ トドマツなどなど。
ホームセンターで安く売っている 2×4の材料は ホワイトウッドになります。
ウッドデッキとしては耐朽性がありませんので ご注意ください。
大体 2年ほどで朽ちてゆきます。
ちなみに・・・
この試験方法は、森林総合研究所で定めたテスト方法によって出来てきた数字です。
塗装など しない状態でのテストですので。
このあたりは コストと相談になりますね。
ここで 一番 注意してほしい事は・・・・・・・
心材でないと どの木材を使っても耐朽性は同じで、腐朽菌が発生しやすくなる。
ということです。
つぎに 施工方法の注意点。
木材は
幅そりと反り それと 縦反り があります。
それぞれの言葉は専門的になるから 置いといて~
基本は 「木裏施工」で行ってください。
ウッドデッキの耐久性を上げるのには、
水分 雨などが かかった場合 早急に排出することが大切です。
そのためにも 「木裏施工」で施工して行きます。
それと デッキ下の材料(根太)はできれば
柾目を上にして施工
これで 割れが随分と少なくなります。
割れると 水がたまりますからね。
デッキ材を貼るときには かならず 隙間 をあけること
最低でも 5ミリ できればそれ以上です。
ほかにも ・・・・・
根太と床材の配置の仕方
勾配の付け方。
換気 などなど
注意点が沢山あります。
もし ご自分で施工されるのでしたら 時間が合えば 教えますよ。
遠慮なく連絡してくださいね。
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