2011年04月19日
個室は「子失」
先日、三澤さんからお便りがきました。
三澤さんとは、元ミサワホームの創業者 三澤千代治さんです。
一昨年、何度かお出会いしそれから、いろいろとお便りをいただいています。
そのお便りに・・・・
個室は「子失」ということが書いてありました。
内容は、小さいころから 子供に個室を与え 遮断した空間に一人でいることは
良くないのではないかっと。
昔の住まいは、ふすまや障子で仕切っただけなので、音や気配がわかる。
お母さんが料理をしている音
食事の匂い
家族の話し声・・・・
顔を見えなくても、家族の気配がわかる、人のぬくもりがわかる・・
そんな住まいが理想だ・・っと。
「家をつくって子を失う」
住宅産業研修財団・理事長の松田妙子さんの本にも同じようなことが書いてあります。
松田さんは、昔 日本の住まいが「値段が高く、デザイン性が良くない」というこ
とでアメリカから2×4工法を輸入し、日本の普及させた第一人者。
しかし、2×4工法を紹介し 30年ほど経った今、伝統工法の素晴らしさを再認識
して「大工塾」という学校を作り、「値段が高く・デザイン性がよくない」と言って
た伝統工法の普及に努めていらっしゃいます。
三澤さんは、世界に名だたる企業体 プレハブのハウスメーカーを作り 安く大量に
・・っと進めいていたお方。
(住宅で1兆円規模の会社は世界にない、日本だけとのこと)
かたや2×4工法を輸入し、輸入住宅の基礎を作った松田さん。
お二方とも、今は 伝統工法の木造住宅の普及に力を入れておられます。
それぞれ いいとこ わるいとこ があると思います。
これから 住まいを建てられる皆さんは 私が家を建てたときよりも
色々なことがネットや本で情報収集できます。
三澤さんのお便りを見て、じっくりと 勉強してほしいなっと思った今日この頃です。
Posted by 注文住宅専門の工務店 ベストハウスネクスト at 09:00│Comments(0)
│まめ次郎