2011年06月01日

朽ち行く古民家

朽ち行く古民家

「地震の時、すごく揺れて 思わず柱を押さえていました」



東北の震災のことは、いろいろな方から聞いていますが、今回もそのおひとりに。


東京に住んでいる Oさん

ご実家が、彦根にあり 築100年近い古民家でした。


数年まえに、どうしたらいいのか?相談がありアドバイスをして以来のお付き合い。


今回は・・・・

東京で地震を体験して

そのあとの首都圏の混乱を目のあたりにし

原発の問題なんかも心配で・・・

っと 万が一 また何かあったら帰ってこられるようにしておきたいとご相談が。



そんなことで、数年ぶりに彦根の古民家へ。


朽ち行く古民家


ご近所の方が 「かわりばんこにタヌキやイタチが子育てに来ていたで」



内部はかなり状態が悪い。


おカネをかければいくらでも なんとでも出来ます。



しかし


基本的には、こちらには帰ってこない。


将来的にも。


だからだれも住む人がいない。


ということでした。


状態を見て。。。


将来のことを考えて・・・


私達が出したアドバイスは、もうおカネをかけるのはモッタイナイっと。


この住まいは、役割・寿命を全うしたと思います。


いままでありがとうという気持ちで、このままにしておきましょうとお話しをしました。



「わかりました。そう言ってもらえて決心がつきました」



せっかく 東京から来ていただいたのに ホント申し訳ない。


本当にこれでいいのか? 


いまも悩んでいますが。。。


ここの先代は 学校関係の方だったようです。


中にあの 西堀栄三郎さんの色紙が。


そこには


「自然を愛し 運命に従え」


これは、西堀さんの著書の一部。

昔、船に乗っているころ、南極に行きたくって読んだ本の一部からでした。


朽ち行く古民家







Posted by 注文住宅専門の工務店 ベストハウスネクスト at 09:25│Comments(0)まめ次郎
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